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今年の長崎の桜は・・・

2020年04月03日

 長崎市のの名所、立山公園と風頭公園。長崎市は毎年、実施しているさくらまつりを新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止しました。このため、夜桜見物に必須のぼんぼりの点灯もありません。そこで、昼間に楽しんで頂ける身近な桜を取材しました。

 長崎市の立山公園は約700本の桜が8分咲き(4月2日現在)。青空の下、バスや車でやってきた人たちは散歩したり、携帯で撮影したりと静かに花を楽しんでいました。

 いつもの年ですと、500個のぼんぼりの灯りが映し出す夜桜の美しさも人気ですが、こちらは来年以降の楽しみに持ち越しですね。

 長崎市松山の爆心地公園。こちらはまだまだが多い印象でした。

 原爆落下中心地碑の周辺には約500本の桜があります。ことしは観光客の姿はなく、家族連れなどが散策しながら花を眺めていました。原爆が投下されて75年目となることし。平和を実感出来る光景です。

 原爆落下中心地から500m離れた城山小学校です。原爆で児童・教師1400人あまりが犠牲となりました。遺構として保存された被爆校舎そばの桜の木。ことしも美しい花を咲かせていました。

 浦上川沿いの桜も。

 稲佐山へ通じる登山道もまさに見頃です。道路脇の歩道を元気に登っている方もいらっしゃいましたが、個人的にはバスで稲佐山まで登って、帰りは桜吹雪の中を市街地の景色を眺めながら歩くというのがお勧めです。まもなく散ってしまいそうです。

 長崎市役所横の桜町公園はまだまだ5分咲きで、これからもうしばらく花を楽しめそうです。ベンチや芝生の上で、多くの人が桜に囲まれお茶を飲んだりして過ごしていました。

 ことしの3月24日に開花した長崎の桜。各地で月4日(土)5日(日)に満開を迎えると見られています。鮮やかなピンク色の花が咲き揃った途端、「あ~ここにもあったんだ」と存在に気付かされる桜。週末はお天気の予報です。お近くの桜で心癒されるひとときをお過ごし下さい。