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長崎県美術館で「ピクサー展」開催!約500点の美しい作品たちに感激必至!前編

2016年08月21日

 

こんにちは!
長崎県美術館で開催中の「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」をご紹介します!

 

ピクサー・アニメーション・スタジオは、「トイ・ストーリー」(1995年)をはじめ、数々の人気アニメ映画を産み出してきたアメリカの映像製作会社です。

 

今回、ピクサー・アニメーション・スタジオ設立30周年を記念して開催されている展示会では、手描きのドローイングやパステル画、デジタルペインティング、彫刻など、ピクサーの創造性を支えるアートワーク約500点が公開されています。

 

芸術とテクノロジーの華麗なるコラボレーションをとくとご覧ください!


なんと、この展示会は日本では東京と長崎でのみ開催されている、プレミアムな展示企画になります。

 

 

多くの方におなじみの「トイ・ストーリー」ウッディとバズ。

今回のメインビジュアルです。

なんと、日本で公開されてから20周年であり、

また、あまり残されていない初期の貴重なツーショットであることから、このイラストが選ばれました。

 

 

こちらは、中に入ってすぐの、ピクサー・アニメーション・スタジオの年表。

 

ピクサー・アニメーション・スタジオは、1986年、アップル社のCEOであったスティーブ・ジョブズがルーカスフィルムのコンピューター・グラフィックス部門を買収する形で誕生し、天才アニメーターといわれるジョン・ラセター、エド・キャットマルらとともに、その歴史をスタートしました。

 

それから30年間、16の長編映画と、数多くの短編映画を制作し、その魅力で世界中を虜にしています。

 

 

本展示会は、ピクサーアニメーション制作の裏側をたっぷり覗ける内容になっています。


ピクサーが大切にしているアニメーション制作における3つの要素は、


◆説得力のある物語
◆印象的なキャラクター
◆現実味のある世界観


このテーマに沿って、ピクサー作品の多くが紹介されています。

 

 

ロバート・コンドウ(レイアウト:ジェイソン・カッツ、ジョン・サンフォード)
「さよなら、アンディ」

 

「トイ・ストーリー3」(2010年)の、デジタルペインティング作品です。
おもちゃの世界を描いた「トイ・ストーリー」シリーズは、名作揃いのピクサー映画の中でも、最も有名な作品ではないのでしょうか。

 

 

「モンスターズ・インク」(2001年)のキャラクターデザイン案です。
キャラクターデザインがどのように進化していくのかがわかります。

 

「モンスターズ・インク」は人間の子供を怖がらせるのが仕事である、モンスターズ株式会社が舞台の物語で、その後、続編も制作されています。

 

 

粘土で作られた模型も多数展示されていました。

 

ピクサーアニメーションの制作過程において、キャラクターデザインが決まると、キャラクターをあらゆる方向から見ることができるように、立体模型を制作するそうです。

 

 

ラルフ・エッグルストン
「ファインディング・ニモ」初期のカラースクリプト

 

カラースクリプトとは、各シーンの色彩イメージをワンカットにして描いたイラスト集で、ストーリー全体の感情の動き、基本的なカラー構造を見える化し、スタッフ全員で共有することで、世界観を統一するためにつくられています。普通の映画ではここまでしないそうです。

 

人間に捕らわれてしまったクマノミのニモと父マーリンが再会するまでの冒険活劇を描く「ファインディング・ニモ」(2003年)。現在は、ニモの友人、ナンヨウハギのドリーを主人公とした続編、「ファインディング・ドリー」が公開されています。

 

 

ジェローム・ランフト
「ドック・ハドソン」

 

「カーズ」(2006年)は、車が人間のように暮らす世界が舞台。自信過剰なレーサーが田舎町に迷い込み、町民とふれあううちに本当に大切なものに気づく感動作。
このドック・ハドソンは、主人公のマックィーンに影響を与える渋いキャラクターです。

 

 

ラルフ・エッグルストン
「ウォーリー」カラースクリプト

 

「ウォーリー」(2008年)は、700年間独りだったゴミ処理ロボットのウォーリーが、白いロボット・イヴに恋するロマンチックなラブストーリー。
最早アニメとは思えない程リアルで美しい映像の作品でしたが、このカラースクリプトもとても綺麗です。

 

 

見どころ盛りだくさんのピクサー展。
後編では、本展だけの貴重なコンテンツもご紹介します!

 

スタジオ設立30周年記念 ピクサー展

開催期間:2016年7月27日(水)~9月8日(木)※休館日:8月8日

会場:長崎県美術館

TEL:095-833-2110

開館時間:10時00分~20時00分(最終入館19時30分)

観覧料(税込):一般1,400円 高校・大学生・70歳以上1,000円 小・中学生500円

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