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まちなかにもバラの季節 鮮やかな「バラ・ロード」

2020年05月29日

 コロナウイルス関連の憂鬱さを吹き飛ばすかのように、初夏の日差しを浴びてバラが至る所で咲き誇っています。

 バラは紀元前12世紀ごろ、すでに古代ペルシャで栽培されていたとされ、人類とは長くて深い付き合いのある花です。香料や薬としても使われてきました。 

 さて、観光の自粛で人通りの少ない長崎市東山手地区をオランダ坂から海星学園の方向へ歩いていくと、、、。

 学園下の道路脇にピンクや黄色・赤など色とりどりのバラが、今を盛りに咲く花壇がありました!学園にお尋ねしたところ、この花壇は海星中学・高校の生物部が管理しているもので、通称「バラ・ロード」と言うそうです。

 

(最寄りのバス停:メディカルセンター)

 「バラ・ロード」は数年前から生物部が長崎市と協力して始めたもので、「東山手地区を訪れた観光客や市民の方にバラを楽しんでもらおうと、みんなで水やり、雑草取り、害虫の駆除など管理をしています。」(生物部顧問の美明先生)。

 バラはとても品種が多く、25,000種を超えるとされ、今も品種改良が続けられています。 この「バラ・ロード」でも、色、形、大きさの異なる様々なバラを楽しむことが出来ます。甘い香りも魅力です。

 どのバラもきれいに咲いていて、生物部15人の生徒さんたちのお世話が行き届いていることがわかります。バラは年2回、シーズンを迎えますが、「梅雨前の今の季節が一番美しいかもしれません」(美明先生)。

 生徒さんたちがお世話をしていると、通りがかりの方からよく声を掛けられ、満開のときにはバラを切って差し上げたりもするそうです。学校と地域との交流にも一役かっているのですね。

 東山手地区だけでなく、まちなかの通りでもバラを至る所で目にします。このお店はまるでバラに囲まれているようです。

 寺町通りのお店の軒先にも。こちらは次の主役、あじさいと一緒です。

 長崎の平年の梅雨入りは6月5日で、間もなく雨の季節到来です。梅雨入りまでもうしばらく、華やかなバラの花で癒されたいものです。