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シリーズ・終点のバス停まで行ってみた!①【多良見大浦】

2019年10月08日

 長崎バスのポータルサイト「カタルネット」では、シリーズ「終点のバス停に行ってみた!」をスタートします。

 長崎市内を中心にたくさんの路線をもつ長崎バス。もちろん終点のバス停をご利用いただいているお客様は沢山いらっしゃいますが、普段、仕事や生活で乗降しないバス停のその先、終点の場所や周辺をご紹介していこうという企画です。

 

 一回目は多良見大浦です。多良見大浦までは、長崎市、長与町、そして諫早市と3つの自治体を走ります。

 多良見大浦のバス停があるのは、諫早市多良見町佐瀬です。大村湾に向かって山が開けた斜面には、伊木力みかんで代表される美味しいみかんの畑が広がります。

 国道沿いの畑でみかけました。この季節、まだまだ実は青い・・。

 さて、多良見大浦」までは新地ターミナルから約1時間(目安)です。大波止、県立長崎北陽台高校下を経由。その後、長与町役場を過ぎ、長与総合公園から山手に走ったころから、車窓からは大村湾が望めます。

 車窓から目を癒してくれるのは、大村湾だけではありません。海に向かって広がる棚田の風景も楽しめます。

 取材した9月中旬は残暑厳しき頃でしたが、少し色付き始めた稲からは秋の気配を感じることが出来ました。

 多良見大浦には、バス停しかありません。運転手さんは終点に到着後、車内外の点検整備をしたあと、発車時刻になったら折り返し運転します。

 ところで、バス停から少し歩いてみました。みかん畑の一角に韮が可愛い白い花を咲かせていました。韮は東南アジア原産の百合科の植物です。8月下旬から10月下旬にかけて花を咲かせます。

 韮は根元から生えている葉は食べることが出来、健康野菜として人気ですね。葉だけでなく花も独特の匂いがあります。

 天気のよい日には、バス停からは大村湾の対岸も望めます。みかんの栽培に適しているのは日当たりと水はけのよい温暖な地域と言われています。このあたりを歩いてみると、まさにそんな土地であることが良くわかります。

 諫早市多良見町佐瀬にある「多良見大浦」。この一帯はまもなく黄色く色づいたみかんがたわわに実る季節を迎えます。