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長崎バスチーム 長崎ペーロン選手権「職域レース」優勝目指し猛練習中!

2019年07月17日

 合言葉は「職域レースで絶対優勝!!」。7月27日・28日に長崎港で開催される長崎ペーロン選手権大会。

 長崎バスチームは神の島のモーターサービスや各営業所の整備士のみなさんが主体です。漕ぎ手は今年春に入社した新人から37歳までで、平均すると24、5歳。去年6年ぶりに出場した大会では、いずれも好タイムで予選、準決勝を勝ち上がったものの、決勝戦では、風が強く中間ブイをオーバーしてしまい失格となってしまいました。それだけに、今年はリベンジを果たすべく練習にも熱が入っています。

 本格的な練習は5月のG・W明けからスタートしました。整備の仕事は技術や経験はもちろんですが、体力と腕力も不可欠です。漕ぎ手の26人は仕事をしながら意識して身体を鍛えているのです。

 今年はペーロン舟を新調しました。5月に進水式をした後、7月の本番前には実際に乗船してバランスなどを確かめることにしています。現在、練習で使っている舟が去年まで大会で共に戦っていたものです。新舟は少し細身で水に浸かっていない分軽く、スピードが出るということです。

 

 

 新舟はモーターサービスの整備工場の端に大切に保管されています。レースに出場する選手たちの大半は、職場で新舟を目にすることなり、練習のない日でもモチベーションを保つのに役立っています。

 練習舟は神の島二丁目バス停そばに係留されています。選手たちは、毎週3回、仕事が終わってから午後6時半に集合し、午後9時ぐらいまで、入り江前の海で練習します。梅雨に入って、強い雨が降っていても練習を休むことはありません。

 

 26人の漕ぎ手のほかに太鼓、ドラ、舵取り(監督)の合わせて29人が乗船します。漕ぎ手は太鼓やドラの音に合わせて、櫂を捌きます。26人の呼吸を合わせて、最大限のパワーを生み出さなければなりません。ペーロン舟を海に浮かべるときも、どんなときも全員で力を合わせます。

 今年のチームは6年前から漕いでいたベテラン5人に、去年から始めた18人、そして新人3人とバランスの取れた編成となっています。 

 本番のレースは往復1,150m(往路630m復路520m)で競います。練習ではレースと同じ距離を5~6分で漕ぐことを繰り返しています。全力で漕いで、少し休む。キツイのは当たり前。しかし、黙々と太鼓とドラに合わせて、漕ぎ続けます。バスの安全運行を支える整備士の仕事と通じるものが感じられます。

 今年の職域レースは市役所や消防局など10チームがエントリーしており、7月27日(土)午前10時から予選がスタートし、決勝レースは午後1時45分からの予定です。

「2位以下は負けと一緒。職域レースで絶対優勝!」。長崎バスチームは大会を間近に控え、練習も一段、ギアが上がりました。

 新造舟で気持ちも新たに臨む令和元年の「長崎ペーロン選手権大会」。長崎バスチームの勇姿を目撃しに是非、長崎港においで下さい!!