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バス停ぶらりナビ19【さいかい交通・今泊(こんどまり)】ぎょぎょ!お魚バス停

2019年08月08日

  長崎バスのバス停やその近くのスポットをご紹介する、シリーズ「バス停ぶらりナビ」。19回目は、さいかい交通の「今泊」(こんどまり)です。

 

「今泊」バス停(待合所)は、西海市崎戸町本郷の橋のたもとにあります。鮮やかな赤色とギョロっとした目、そして尾びれ付き。リアルなのか、そうでないのか!?

魚をデザインしたものには違いないですが、一体、魚種は??

 

 

  さて、西海市崎戸町の「今泊」までは、「長崎新地バスターミナル」から、バスを乗り継いで、約3時間半(目安)です。

「桜の里」経由で向かうと、主に起伏のある海岸線に沿って走ることになり、車窓からは角力灘の景色を楽しめます。ルートの途中には、遠藤周作記念館出津教会などの観光スポットがあるほか、沖合いには炭鉱が閉山した池島を望むことも出来ます。

 

  太田和から、白い斜張橋の大島大橋を渡ると西海市大島町に入ります。さらに、県道で大島、蠣浦島を縦断すると、ようやく今泊です。

 今泊は漁師町です。漁港には多くの漁船が係留されていました。そして、橋のたもとにあるのが、魚をデザインした「今泊」バス停の待合所です。鮮やかな赤色がすぐに目に飛び込んできます。

 待合所を海側から見てみると、魚種がわかりました。マダイでした!

今泊では、いろんな魚種が獲れるのですが、漁師町だけに魚だったら、やはりタイが縁起が良い!という声が多く、マダイの待合所が誕生したようです。

 それにしても、海の美しい西海市にあっても今泊の海の透明度は格別!心癒される景観が続きます。

 さて、そもそもお魚バス停(停留所)はなぜ、設置されたのでしょうか?

お魚バス停は、西海市に合併する前の崎戸町が、諫早市小長井町のフルーツバス停のように町のシンボルになるようなものを作ろうと計画しました。町の人たちの憩いの場になればという思いもあったそうです。

 町内には4ヶ所のお魚バス停があります。どういう理由で4ヶ所が選ばれたのかは、明確ではありませんが、町内をエリア分けし、主要な場所を選んだのではとみられます。

 

 「蛎ノ浦」バス停は、西海市の崎戸総合支所(旧崎戸町舎)前にあります。このお魚バス停はSNS映えすると人気で、すっかり有名になりました。見ての通り、お魚は西海市の特産、アラカブです。2匹のアラカブが大きな口を開けて、市民の利用を待っています。

 こちらは、「浅間町」バス停です。漁港のすぐ近くにあります。

 西海市はSNS映えスポットとして、アラカブとマダイのバス停をPRしていて、今回、約20年ぶりに4ヶ所のバス停をお色直ししました。

 「福浦」バス停です。ここは海のそばではなく、坂道の途中にありました。「浅間」バス停とほぼ同じデザイン、色で、水玉模様や背びれ、尾びれの陰影もしっかり。

 

お色直しが終わり、ますます「映え~!」のお魚バス停。観光客と市民の接点の場になれば、「ギョギョッと嬉しい」ですね。

 

 

それでは、また次回の「バス停ぶらりナビ」をお楽しみに。