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【GWオススメ】今、長崎で最も熱い展覧会『大江戸展(前期)』

2018年04月28日

 

こんにちは!長崎バスグループの川上です。

すっかり暖かくなってきましたが、気づけば今日からゴールデンウィークです!

皆さん、予定はお決まりでしょうか?

まだ、予定が決まっていない方に、是非オススメしたいのが、長崎県美術館で開催中の「大江戸展」です!!

 

 

この「大江戸展」の一体何がオススメかと言うと、東京富士美術館(東京都八王子)の所蔵品が、今回の展覧会のためだけに長崎に集結しているところです!

誰しもが学生時代に教科書で目にしたことがある、歴史的な逸品を長崎でみることができるのです。

 

この展覧会では、屏風や襖絵、浮世絵から工芸品まで、多くの名品が前期約70点・後期約80点に分かれて展示されています。

今月20日には、入場者数が2万人を越え、このゴールデンウィークでもさらなる動員が見込まれています!

 

私、早速みて参りましたので、前期展示の約70点のうちいくつかをご紹介します。

 

狩野派 《洛中洛外図屏風》 <前期展示> 東京富士美術館蔵 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 

会場に入ると、まずはじめに目に飛び込んでくるのは、幅7mを越える大きな屏風です。

まさに、”誰もが教科書などで一度は見たことがある”「洛中洛外図屏風」。江戸時代前期の代表的な作品です。

 

横幅7.2mの巨大さはまさに圧巻。また、全面を艶やかに彩る金雲に目を奪われます。

 

 

屏風の脇には、「洛中洛外図屏風の主な見どころ」パネルがあり、大小100を越える人物や建物の説明がされています。

最初の展示物ではありますが、いくつか探してるうちに、あっという間に時間が過ぎていました!

 

次の展示物は、おなじみの浮世絵師。葛飾北斎や歌川広重など、浮世絵師の二台巨頭の作品を見比べることができます。

また、この日の会場には、多くの外国人観光客の姿がみられるなど、日本の江戸時代文化への興味の高さがうかがえます。

 

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 <前期展示> 東京富士美術館蔵 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 

そして、浮世絵の中でも代表的な作品と言えば葛飾北斎の「冨嶽三十六景」です。

まず驚いたのが、作品自体の大きさです。大きさは、縦25cm×横40cm程度で、想像していたよりも実物はかなり小さいのですが、そこからさらに小さく描かれている波しぶきの臨場感を表現する技術の高さにも驚きました!

 

鈴木其一 《風神雷神図襖》 <前期展示> 東京富士美術館蔵 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 

そして、さらに奥に進むと見えてきたのは、前期展示最大の目玉といえる「風神雷神図襖」です。

「風神雷神図」は、俵屋宗達、尾形光琳の作品が代表的ですが、酒井抱一ら琳派の巨匠たちによって描き続けられてきました。

今回は、酒井抱一の最も優れた弟子であり、江戸琳派の中でもその才能を高く評価されている鈴木其一によって描かれた作品が展示されています。

 

鈴木其一 《風神雷神図襖》 <前期展示> 東京富士美術館蔵 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 

巨大な襖に、力強く描かれている風神雷神は、近くでみるとまるで動き出しそうな迫力がありました。

 

天璋院篤姫の婚礼調度 《葵紋牡丹紋二葉葵唐草蒔絵茶碗台・同蓋》 <前後期展示> 東京富士美術館蔵 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 

最後にご紹介するのは、江戸時代の物づくり技術の集大成とも言える、多くの工芸品が展示されています。

 

さて、ここまでは代表的な展示品を中心にご紹介してきました。

みなさま、『本物』だけが持つ、魅力あふれる江戸美術の世界に触れてみてはいかがでしょうか!

 

前期の展示は5月6日(日)までとなっております、お見逃しなく!

※後期展示は、5月9日~5月27日です。

最後はポストカードやキーホルダー、クリアファイルなどのグッズが販売されています。

『本物』だけが持つ迫力、江戸時代に花開いたわが国固有の美意識を、是非ご堪能ください。

大江戸展

■会期:2018年03月24日(土) ~ 2018年05月27日(日)

※前期:3月24日(土)~5月6日(日)後期:5月9日(水)~5月27日(日)

※会期中展示替えがあります。5月7日(月)~8日(火)は展示替えのため休室します。

■開館時間:10時00分~20時00分(最終入場は19時30分)

■休館日:5月14日(月)

■会場:企画展示室

■最寄りバス停:長崎新地ターミナル