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【企画展レポート】長崎県美術館「八代亜紀 アートの世界」好評開催中!

2018年03月29日

 

現在、長崎県美術館では「八代亜紀 アートの世界」が開催中です!

 

八代亜紀さんといえば、1970年代に演歌歌手としてデビューして以来「なみだ恋」「舟唄」「雨の慕情」など数々のヒット曲を発表し、レコード大賞受賞やNHK紅白歌合戦で大トリを務めるなど、”演歌の女王”とも称される、日本演歌界の重鎮です。

また現在では、バラエティー番組などにも出演され、身近に感じられる方も多いのではないでしょうか。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はその八代さん、幼いころから絵画を描き続けており、1998年に画家の登竜門とも言われるフランスの「ル・サロン展」に入選され、以後5年連続で入選し、永久会員となるなど、美術界においてもその才能を評価されています。

 

 

今回、長崎市では初めてとなる、八代さんの絵画展が開催されています。

本展では、繊細な筆づかいと個性的な表現で描かれた油絵を中心に、風景画、模写作品、絵本の原画(水彩)など約120点が展示中です。

Kataru netでは、展示中の作品を少しだけご紹介します!

 

 左「夢の夜景」 右「長崎の祈り」

 

まずはじめに、目にとまるのは会場入ってすぐに展示された、長崎の風景画です。

この2点は、今回の長崎展のために描きおろされたものです。

長崎の夜景と平和祈念像、どちらも、長崎を象徴するモチーフです。はた目に見ると、まるで写真のようにも見えますが、よくよく見ると確かに油絵であり驚きました。

落ち着いた色使いに、思わず見入ってしまいました!

 

 

写真のとおり、会場は多くのお客さまでにぎわっており、注目度の高さがうかがえます。

 

「疾風」2016年

 

こちらは、白馬を題材とした「疾風」です。

八代さんの作品は、犬や猫などの動物を題材としているものが多く、特にこの「疾風」は、会場でもひときわ目を引いており、まるでこちらに迫ってくるような迫力がありました。

 

「みんな、こどもだった」2000年

 

次に、水彩の作品をご紹介します。

先ほどまでの、油絵の重厚なタッチとは打って変わり、優しく、そしてどこか懐かしさを感じさせる作品です。

八代さんは、水彩画も得意とされて、こちらの作品は、絵本として出版もされています。

 

さて、ここまで個性的な感性と、緻密な筆遣いで繰り広げられる「八代ワールド」を少しだけご紹介しました。とても見ごたえのある、魅了的な作品ばかりでした!

展示期間は、4月4日(火)までとなっております。ぜひ一度、感性豊かな『画家・八代亜紀』の世界をごらんください!

 

 

 

八代亜紀 アートの世界

■会期:2018年3月5日(月)~4月4日(水)

■会場:長崎県美術館 県民ギャラリー

■開館時間:10時00分~20時00分(最終入場19時30分)

■当日券:一般・大学生1,000円 中学・高校生700円 小学生以下無料

■最寄りバス停:長崎新地ターミナル