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長崎県美術館「長崎県名誉県民 松尾敏男展」開催中
2018年02月17日

長崎出身の日本画家、長崎県名誉県民である、松尾敏男氏(1926~2016)の没後初となる回顧展が長崎県美術館で開催されています。
本展は松尾氏が生前、自らの最後の展覧会と位置付けていたもので、20歳で院展初出品し、残念ながら落選となった作品から、事実上の絶筆となった《玄皎想》(げんこうそう)に至るまで、松尾氏自身によりリストアップされた作品を中心に約60点が紹介されています。

松尾氏は大正15年に長崎市今籠町(現・鍛冶屋町)に生まれ、3歳まで長崎で過ごしました。その後、17歳の時に日本美術院の同人であった堅山南風に入門し、戦後新進気鋭の日本画家として画業をスタートさせます。以後、亡くなるまで実に70年の長きに渡り、院展を主な舞台として活躍しました。


《玄皎想》 2015年
玄皎とは、黒と白を意味しています。
松尾氏は晩年水墨画を志向しており、本作では水墨の濃淡と余白の美を追求しています。
花弁から透けて見える花粉の黄色、ボタンの葉の墨のにじみや重なりが繊細に描かれています。


《長崎旅情》 2014年 長崎美術館蔵
長崎市の中心街を見渡せる稲佐山からの夜景。
テーマは、”光のもとで暮らす人々の生活”です。
光一つ一つが丁寧に描かれており、この作品では、松尾氏が初めて使う群青色で描かれています。86歳にして、常に新しいことへのチャレンジをしていたことがうかがえる作品です。
ぜひ展覧会にて、実際の作品をご覧ください。
- 長崎県美術館(〒850-0862 長崎県長崎市出島町2-1)
- 関連リンク : 長崎県美術館ホームページ
■会期:2018年1月16日(火)~3月11日(日)
■会場:長崎県美術館 企画展示室
■開館時間:10時00分~20時00分(最終入場19時30分)
■休館日:2月26日(月)
■当日券:一般1,000円 大学生・70歳以上800円 高校生以下無料
※会期中の月曜日は、当日料金から3割引で入場可能(休館日を除く)。
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