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【そのぎ茶】祝!三年連続日本一で記念のお茶まつり

2019年10月23日

 大村湾を望む斜面に広大な茶畑が広がります。長崎県東彼杵町。県内有数のお茶の産地で、生産量は県内の約60%をしめています。東彼杵町のお茶は「そのぎ茶」としてブランド化され、長崎県の特産品となっています。

 ことしも、東彼杵町の若手生産者が作った「そのぎ茶」が、全国茶品評会で個人の最優秀にあたる農林水産大臣賞を受賞。団体でも町が産地賞に輝き3年連続で日本一ダブル受賞を果たしました。

 この快挙を記念して、10月12日(土)長崎市浜町のベルナード観光通りで試飲と販売の「秋のそのぎ茶まつり」が開かれました。

 今回のイベントには東彼杵町の受賞者や茶商ら10社が参加。訪れた人に「そのぎ茶」を飲み比べてもらってPRしたり、買い物客らにお茶の美味しい淹れ方などを丁寧に教えていました。

 

 「そのぎ茶」蒸し製玉緑茶という種類で、茶葉が勾玉のようなカーブを描いています。甘みや旨味が強く、まろやかな味わいが特徴です。

 

 

 イベントに参加した受賞者を紹介します。

 最優秀の農林水産大臣賞を受賞した中山雄太さん。中山さんはお茶農家の三代目。温和で実直な人柄で、「人の心をひくようなお茶づくりを目指しています。

 全国2位となった中山公輔さんは研究熱心な生産者です。伝統と新しさの融合を図り、新たな顧客獲得へ取り組んでいます。

 尾上和彦さんは今年は四位でしたが、前々回の大会では日本一になった生産者です。地元の若手を牽引する存在で、そのぎ茶の可能性を広げたいとチャレンジを続けています。

 東彼杵町のお茶農家は若手の後継者が多く、それぞれが特色あるお茶作りを目指して切磋琢磨しています。その結果、毎年、日本一になる生産者の顔ぶれが変わるなど産地全体のレベルは進化し続けています。こうした中、一番の課題は「知名度不足」です。

 町もいろんな機会を利用してPRに努め、生産者を後押ししています。

 「そのぎ茶」の日本一記念イベントの今後の主な予定です。

●11月12日      長崎市民会館 長崎新聞社セカンドライフ&終活フェア 出店

●11月29日~30日  ベルナード観光通り 祝日本一!秋のそのぎ茶まつり2019

●12月10日      大相撲諫早場所 そのぎ茶PR

 「そのぎ茶」は昼夜の寒暖の差が大きく、朝霧が立ち込める環境と、多良山系からの豊かな水が上質な茶葉を育み、唯一無二の味わいを生み出していると評されています。

 これから温かい日本茶がグッと美味しくなる季節です。「そのぎ茶」を一度、味わいに各イベントにお出かけになってはいかがでしょうか。