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新潟県出身。父の転勤に伴い、幼少期は千葉、埼玉、大阪と様々な土地で暮らす。小学校から高校までは鹿児島で過ごし、大学進学を機に長崎へ。長崎大学経済学部総合経済学科卒業。卒業後は飲食店で店長を務めたが、勤務時間が不規則で長時間に渡ったことなどから退職。2016年、長崎自動車に入社。松ヶ枝営業所、神の島営業所、人事部を経て、2021年より柳営業所に配属。現在は主任リーダーとして運行管理、運行ダイヤの調整などを行っている。
旅行会社に勤める父の影響でサービス業に興味があり、大学卒業後は飲食店に就職しましたが、長時間労働などが続いたことで将来への不安を感じるようになり、転職を決意しました。そんな時、長崎自動車で働く知人より総合職募集の情報を教えてもらったことが入社のきっかけです。前職の経験から、安定した会社で働きたいという希望があったこと、知名度が高く、歴史もあり、地域の根幹を担う長崎自動車をとても魅力的に感じたことで、ここなら長く勤められると思ったことが決め手になりました。
私の仕事はバスの運行管理です。そのうち運行ダイヤ作成などのデスクワークが5割、窓口業務が1割。残りの4割は、運転士との打ち合わせです。運転士とコミュニケーションをとるために、営業所内を回ったり、必要があれば駐在地に出掛けたりと、自席を離れる時間が多くあります。日々の運行ダイヤは自分たちで作成しているので、「自分が調整したダイヤで、毎日バスが街中を走り、お客様の日常の足を支えている」というのは楽しくもあり、やりがいにもなっています。
柳営業所には93名の運転士が在籍しており、私はその方たちと打ち合わせをしながら、日々運行ダイヤを作成しています。その中で、私が最も大切にしているのは、コミュニケーションです。横着にならず、驕らず、誰に対しても誠実に向き合うことを心掛けています。近年、運転士の不足によりダイヤを組むことが難しくなり、特にコロナ禍においては欠勤者が続出したことで、とても苦労をしました。しかしそのような中でも、会社の状況を理解して快く協力してくれた運転士がいて、きちんとバスを走らせることができた時は本当に嬉しかったですね。
窓口業務も大切な仕事です。窓口では定期券の更新や再発行をはじめエヌタスTカードの発行などを行います。お客様にはいつも丁寧な対応と正確な情報をお伝えするように心がけています。私はお客様と対面する窓口業務が好きです。しかし営業所にまで来てくださるお客様はそう多くはありません。その点、長崎バスグループは多くの事業を展開していますので、いつかは多くのお客様に直接携わるような仕事をしてみたいと考えています。
早出出勤の主任と、前日から何か変わったことが起きていないかの引き継ぎを行います。運転士の出勤時には健康状態、睡眠の状況、アルコール検査、運転免許証所持などの確認を行います。
4日に1度、配車表(運行予定表)の作成を行います。しかし93名分の調整が必要なため、2日がかりで作成します。記入漏れ、バスの割り当てに間違いがないか、運転士への依頼漏れがないかなど、細心の注意を払って作成します。
運転士は父親と同世代の年齢の方も多く、コミュニケーション力が問われます。しかし誠意をもって話をすれば、皆さん、快く協力してくれます。
窓口業務では金銭を扱うこともあるため、慎重に対応します。また車内の忘れ物の管理、落とし主の方への対応なども行います。
運転士との調整には、1日のうち多くの時間を費やします。
※柳営業所ではこの他、遅出(12 時30 分~ 23 時30 分)と早出(4 時50 分~ 13 時)の勤務があります。
今、全国的にバス業界は運転士不足や利用者減少など、様々な問題を抱えており、それは当社も同じです。しかし地元に根を張る長崎自動車は、この土地に必ず必要な企業であり、私はその事実を胸に、毎日仕事をしています。事務作業だけでなく、コミュニケーション力を求められる仕事ですが、それゆえに喜びもあります。一緒に働く大勢の仲間がいて、多種多様な価値観を知ることができたことは、私の大きな財産であり、成長につながっていると実感しています。