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2021年06月09日
長崎自動車株式会社
長崎県交通局
長崎市は、持続可能な公共交通網の構築を目指して、長崎市公共交通活性化協議会において、長崎市地域公共交通計画策定に向けた取り組みを進めているところです。
このような長崎市の取り組みと緊密に連携し、長崎市域の路線バス網の維持に向けた協力体制を構築するため、本日、長崎自動車株式会社と長崎県交通局は、連携協定を締結致しました。
今後は、長崎市域において持続可能な路線バス網の構築を目指し、具体的な検討を進めて参ります。
記
1 背景
全国的に路線バスの利用者は、コロナ禍の行動変容等により、著しく減少しています。
もとより、沿線人口の減少が続いていた長崎市域においても例外ではなく、バス事業者はかつて経験したことがない極めて厳しい環境下にあります。
さらに、コロナ禍終息後も長崎市域では、2035年までに路線バスの利用者が50%以上減少(2019年比)すると試算されており、このまま手立てを講じなければ、ごく近い将来、長崎市域の路線バス網を維持できなくなることが予想されます。
そのような事態を回避すべく、長崎市域の路線バス網の維持に向けて、両社局は協力体制を構築する運びとなりました。
2 連携協定の内容
(1)長崎市が策定する長崎市地域公共交通計画の基本方針に照らし、長崎市域の路線バス網の維持に向けて、協力体制を構築する。
(2)長崎市及び長崎市公共交通活性化協議会と緊密に連携して、適切に取り組む。
(3)本協定締結後、独占禁止法特例法第3章に基づく新たな事業者連携の仕組(共同経営)の導入について検討する。
以上