このたび、季刊誌「樂」が地域に根ざした雑誌・ウェブ・映像などの優れたコンテンツを顕彰するアワード「日本地域コンテンツ大賞2025」で、最高賞となる〈内閣府地方創生担当大臣賞〉を受賞しました。
全国577媒体の中から選んでいただき、「樂」としては2016年、前身の「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」での大賞受賞以来、2度目の最高賞受賞となります。
これもひとえに、「樂」を手に取ってくださる読者の皆さま、ご支援してくださる方々、編集チーム、取材にご協力くださった皆さま、多くの方々のお力添えの賜物です。心より感謝申し上げます。
この賞では、地域社会への貢献度、表現力、取材力、継続性などを基準に審査が行われ、今回受賞した67号「長崎の海と漁師たち」は、長崎に根ざし、歴史や文化、自然、人々の営みを見つめ続けてきた編集姿勢と、地域の魅力を丁寧に伝える表現力・継続的な発信が高く評価されました。
また、イーズワークスが制作を担当した長崎県発行の冊子「ONEANSWER ようこそ、長崎のミュージアムへ」も〈隈研吾特別賞 最優秀賞〉を受賞し、W受賞という嬉しい結果となりました。
これからも「樂」は、「長崎の今を未来に残し、伝えていく」という想いを胸に、長崎に息づく人々の営みや文化を丁寧に伝えていきます。
以下、講評・発行人コメントを抜粋してご紹介します。
内閣府地方創生副大臣 津島 淳 氏 講評(抜粋)
地方創生を進めるにあたっては、それぞれの地域の豊かな自然や歴史、文化、地場産業、そして地域の皆様の営みを丁寧に発信していくことが大切です。
『樂』は2008年の創刊以来、長崎の魅力を多角的な切り口で掘り下げ、地元への愛着を育むだけでなく、地場産業の発展にも寄与してきました。 写真・文章ともに完成度が高く、誌面からは現地の空気や人々の息づかいが感じられます。
特に67号では、長崎の漁業に生きる人々の姿を通して、地域の誇りと未来への希望を描いており、読後には“長崎を訪れてみたい”と自然に思わせる力を持っています。
『樂』の取り組みは、地方創生の実現に向けて極めて意義深く、全国のモデルとなるものです。
発行人 糸屋 悦子 コメント(抜粋)
季刊「樂」は2008年に創刊し、今年で17年目を迎えます。
制作スタッフはすべて長崎在住のクリエイターで、創刊時からほぼ変わらず、同じメンバーで誌面づくりを続けてまいりました。
2016年に「日本地域コンテンツ大賞」の前身である「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」で初めて大賞を受賞した際は、自分たちの出版制作活動が全国的に評価されたことに、心から感動いたしました。そして、あの時と変わらぬ姿勢で続けてきたことが、今回またこのように栄誉ある賞として認めていただけたことを、本当に嬉しく思っております。
67号では、古くから漁業が盛んな長崎において、厳しい環境の中でも懸命に海と生きる方々を取材し、そこにある誇りや想いを丁寧に掘り下げました。
長崎は日本の“西の果て”ではありますが、その果てにも確かな文化と人の営みがあります。 私たちはその“いま”を記録し、目に見えるもの、見えないものも含めて発信していくことが使命だと考えています。
これからも、長崎の風土と人々の想いを丁寧に伝える媒体であり続けたいと思います。
樂67号|長崎の海と漁師たち
1,650円(税込)
長崎県内各書店、らく公式オンラインショップよりご購入いただけます。
●Instagram(発刊日など最新情報はInstagramで発信中◎)










