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【2018年長崎くんち】庭見世レポート~前編~

2018年10月04日

 2018年10月7日(日)~10月9日(火)に開催される「長崎くんち」。国指定重要無形民俗文化財にも指定されている、歴史と伝統のある長崎のお祭りです。

 今年の長崎くんちの「庭見世(にわみせ)」の様子と各町の奉納踊りについて、前後編でご紹介します。

 

※「庭見世(にわみせ)」とは?

その年の踊町が、各町内の表通りに面した店舗などに、傘鉾(かさぼこ)をはじめ、本番に使用する衣装・小道具・楽器などを飾るほか、出演者に贈られたお祝い品を並べてご披露するものです。華麗な道具の数々を一目見ようと、各町内に多くの人が訪れる、長崎くんちの行事のひとつです。

 

 

紺屋町(こうやまち)

「本踊(ほんおどり)」※写真1枚目

かつて染物業が栄えた町の歴史にちなんで、染物職人の暮らしぶりを再現した本踊を奉納します。秋空に輝く優雅な舞に注目です。

 

大黒町(だいこくまち)

「唐人船(とうじんぶね)」※写真2~3枚目

江戸時代、船着き場であった大黒町は、多くの中国船で賑わっていたことに由来して、唐人船を奉納します。東シナ海を渡る唐人船と海の男達を再現。傘鉾の山車は町名(大黒様)にちなんで、打ち出の小槌と白ねずみを配しています。

[ブログ:大黒町唐人船2018]

 

出島町(でじままち)

「阿蘭陀船(おらんだぶね)」※写真4枚目

長崎名所である史跡「出島」が位置する出島町は、大海原を越えて長崎に来航していた阿蘭陀船を奉納します。船をゆっくりと回す「オルゴール回し」と、勢いのある船回しの静と動が調和した演出が特徴です。

[ブログ:出島町 阿蘭陀船]

 

小川町(こがわまち)

「唐子獅子踊(からこししおどり)」※写真5枚目

小川町は、中尾地区伝統の中尾獅子浮立と唐子踊を奉納します。中国色を取り入れた浮立は長崎ならではであり、獅子のストーリー性あふれる舞は見どころ満載。傘鉾の垂れは三社紋のほか、葦や鯉などを長崎刺繍で配しています。

[HP:長崎くんち 小川町 唐子獅子踊]

 

 

※後編では、「東古川町」「本古川町」「椛島町」をご紹介します。ご期待ください。

 

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