長崎歴史文化博物館で、「長崎開港450周年記念展~ふたつの開港」が開催されます。
長崎の町は元亀2年(1571)の開港を機に、一漁村から貿易都市へと発展していきます。西洋とつながりを持った長崎には教会が建ち並び、日本におけるキリシタンの中心地として南蛮文化が華開きます。続く豊臣秀吉、江戸幕府と支配を受けるなかでも長崎は外交・貿易の重要な拠点として機能していきます。江戸幕府によって海外交流が制限された後にも、長崎には中国・東南アジアから来航する唐船やオランダ船から世界のさまざまな文物がもたらされ、文化交流が展開していきます。
幕末、安政の開港以降には欧米諸国との関係が新たになり、長崎には最先端の科学技術や国内外の情報がもたらされ、日本の近代化につながる基礎が築かれていきます。また、長崎の都市構造も大きく変貌し、設けられた外国人居留地をとおして国際色豊かな文化が育まれました。
本展では、長崎にとって大きな転換点となった元亀2年(1571)の開港から安政の開港までを中心に、交流の諸相や長崎港・町の変化を考古資料、古文書、美術工芸資料などから、ふたつの開港がもたらしたものを再考していきます。
【会期】2021年4月24日(土)~6月6日(日)
【開館時間】8:30~17:00(最終入館16:30)
【会場】長崎歴史文化博物館 3階企画展示室
【休館日】5月17日(月)
【料金】大人800円(前売・団体640円)
※常設展観覧料込み・高校生以下無料
【前売券発売所】チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、CNプレイガイド、S東美プレイガイド、紀伊國屋書店長崎店(夢彩都)、メトロ書店本店(アミュプラザ長崎)
※4月23日(金)まで
関連講演会やイベントもございます。
展示内容など詳細は特集ページをご覧ください。