先日、ニュースをご覧になられた方も多いと思いますが、ユネスコの諮問機関"イコモス"より「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界文化遺産に登録するよう「勧告」がなされました(2018年5月4日)。
来月、6月24日(日)~7月4日(水)にバーレーンで行われる世界遺産委員会で正式に決まることになりますが、これまで、イコモスの勧告が重視されるケースが多く、正式登録への強力な追い風となりました。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録については、長崎県の多くの企業や各団体が応援してきましたので、今回のニュースはとても喜ばしいものになりました。
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ところで、今回の世界文化遺産候補は12の遺産で構成されていますが、そのうちの5つが、長崎県内の離島にあります。
江戸時代、キリシタン達は、当時キリスト教に対し禁教令が布告されていた中、自らの信仰を続けるため五島列島などの離島に移住し、密かに信仰を守り続けてきました。
その五島列島にある五島自動車株式会社でも、同様に世界遺産登録を応援してきました。(登録応援ラッピングバス5台)
さらに福江には、今回の候補地以外にも、聖地や教会郡などが数多く存在しています。それぞれの場所には、キリシタン達が紡いだ歴史や心が震えるようなストーリーが記録されていますので、歴史好きの方にはたまらない土地かもしれません。
福江島の観光名所などをめぐる定期観光バスも運行していますので、キリシタンの歴史の1ページを、味わってみるのはいかがでしょうか?
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【五島めぐり定期観光バス】
◆周遊コース
◆ご予約・お問い合わせ
0959-72-2173(五島自動車株式会社・観光課)
◆営業時間
8時30分~17時30分
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久賀島の集落(1枚目):撮影/日暮雄一
頭ヶ島の集落(2枚目):撮影/日暮雄一
堂崎教会堂(4枚目):撮影/濱本政春