現代の若き匠が描く、写実を超えたリアリティ
金魚に魅せられ、創作を続ける現代美術家の深堀隆介。透明樹脂にアクリル絵の具で金魚を断面的に描き、何層も重ねることで本物と見まごうリアルな姿を作り出します。ヒレの薄さやウロコの透明感、水の流れまで感じさせる超絶技巧。絵画でありながら圧倒的な立体感を生む斬新な手法は“2.5Dペインティング(積層絵画)”と呼ばれ、世界的にも高い評価を得ています。酒桝や碗、机の引き出しの中など、自由な空間に漂う、永遠の命を宿した“深堀金魚”。長崎会場はオリジナルの構成で、新作を含む約300点を紹介。縁日の屋台を再現した新作インスタレーションに挑みます。長崎展の後は岩手、高知、神戸に巡回予定です。
【会 期】2021年3月12日(金)~4月18日(日)
【会 場】長崎県美術館 県民ギャラリー
【開場時間】10:00~18:00(最終入場17:30)
【休 館 日】3月22日(月)、4月12日(月)
【観 覧 料】
●前売券:一般1,000円、小中高生400円
●当日券(平日):一般1,100円、小中高生500円
●当日券(土日祝日):一般1,200円、小中高生600円
※小学生未満無料
※15名以上の団体、障がい者手帳等提示者と介護者1名までは前売り料金
[前売券販売期間]
~2021年3月11日(木)まで
《深堀隆介さんによる記念講演会》
本展出品作の魅力や制作秘話について語っていただきます。講演会終了後、書籍をご購入の方限定でサイン会を開催します。
申込方法など、詳細は下記のサイトをご覧ください。
**********掲載画像クレジット**********
《金魚酒 命名 出雲なん》2019年
《方舟》2009年
《百済》2004年
《三ツ柑》2012年
《初出荷 出目金》2009年